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思考の整理箱

何かしらの経験を得たうえで考えたことをツラツラと書いています。とても理屈っぽいです。言うことが二転三転することがあるかもしれませんがご容赦ください。

「It's All Right.」って最高じゃね?

 今日はこの半年間大変お世話になった方の追いコンでございました。その人は他大学の4回生でありながら大変親しくさせていただいたので,こちらとしてはもうこれはこれは頭が上がりません。まず,ここに感謝の意を表します。本当にありがとうございました。この人との出会いは僕の中ではとても意味深いものでありまして,今日の追いコンでもその人宛のメッセージにも同じことを言い,書かせてもらいました。ここにも,少し書かせていただきますと,私は京都に来てから,半年間とても突っ走っていました(もちろん今もです。)。特に夏休みはその名を返上するかの如くはたらきまくっていました。学習支援が週に4回で,バイトは週に5回。ほぼ朝4時起きという生活を送っていました。その夏休みにその方と学習支援の繫がりで会って,その日の帰りの電車を待つホームで自分の今の思いをなりふり構わず語ったら一言僕に「大丈夫だよ」と言ってくれたのです。それは京都に来て初めて先輩から言われた「大丈夫だよ」だったので,その一言にどこか安心できた記憶があります。その時以来,その人には大変失礼なことも覚悟で色々言いたい放題言わせていただきました。本当に感謝してもしきれません。その度に僕に一言「大丈夫だよ」と言っていただきました。もしかしたら,僕の話が面倒くさかっただけかもしれませんが。さて,ここからが本日の本題です。熱が冷めないうちに語っておきましょう。

  私は「がんばれ」という言葉の持つ意味にはとても懐疑的でありまして,極力この言葉は使わないようにしています。ダイノジ大谷ノブ彦さんいわく「頑張る」とは「頑なに張る」の意味だから,その場で懸命に「自分らしくいること」であるとのことですが,その真意がなかなか伝わらないのがこの言葉のもつ難しさであります。例えば「頑張れ」という言葉を使う場面を想像していただきたいのですが,たいていの場合,頑張っている人に対してか,頑張って疲れてしまった人に対して使うように思います。そして,この「頑張る」は私の経験上「もっと努力する」という意味で使われているような気がしてなりません。さらには「最大限の努力をする」という意味で使われていると思うときもあります。私はこの現状にどこか違和感をおぼえるのです。頑張っている人に対しては「今の調子でいいよ。」が,頑張って疲れてしまった人に対しては「大丈夫だよ。」が,かける声としては適当なのではないかと思うのです。そうです。「頑張る」=「もっと努力する」や「最大限の努力をする」の意味で使うのであれば,私たちはこの「頑張れ」という言葉の使い方はどこか間違っているのではないでしょうか。

 そこで,私は「大丈夫だよ。」という言葉を使うようにしています。なんでしたら,人生で出会うすべての人に「大丈夫だよ。」と言いたい。少し,話がでかくなりそうですがお許しください。ダイノジ大谷ノブ彦さんはロックンロールの最大のメッセージは「It’s all right.」であると言っています。なぜ思春期の青少年にロックンロールが流行るのか。その理由はきっとここにあるのだと思います。そうです。思春期のどうしようもなく迷い苦しんでいる自分に一言「大丈夫だよ。」と言ってくれるからです。しかも,その「大丈夫。」は決して上から目線なものではありません。自分に寄り添って言ってくれる「大丈夫。」です。「俺ですらここまでやれているんだから,君も大丈夫だよ」という。私は,THE BLUE HEARTS が好きなのですが,彼らの音楽を聞くとなぜか元気が出る。それはどこからともなく湧いてくる元気というより,どこかしっかりした土台に支えられた元気とでも申しましょうか。これはまさにTHE BLUE HEATSの曲にはこの自分に寄り添った「It’s all right.」がメッセージとして感じられるからではないでしょうか。自分もこういうことがしたいのです。

 一生懸命努力している人には「大丈夫だよ」と寄り添って言いたい。努力しすぎてす少し疲れている人にも「大丈夫だよ」と寄り添って言いたい。そのためには自分も相手と同じくらい一生懸命努力しなければならない。それはそうですよね。何もしていないプー太郎から「大丈夫だよ」と言われても「お前が言うな」となってしまいます。そりゃ,そうですよね。相手に寄り添って生きるというのは相手と自分を出来る限り同じ状況に置いて相手を主語にして相手の気持ちを考えるという事ではないでしょうか。

 最後に,サム・クックというアメリカのミュージシャンの曲でも紹介したいと思います。これはダイノジ大谷ノブ彦オールナイトニッポンの初回で紹介された曲です。その名も「It’s All Right.」。アメリカで黒人差別が全盛の時代に彼が黒人だけを集めてライブを行ったときに歌った曲でもあります。


Sam Cooke - It's All Right